詰め物をしたらもう安心?
投稿日:2021年5月30日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。
永研会クリニック歯科です。
今回は「歯の詰め物」についてお話しようと思います。
虫歯治療の際、虫歯をとった部分は穴があいた状態になります。
その部分を、そのままにしておくわけにはいきませんので、
歯の形を回復するために樹脂や金属、セラミックスなどの詰め物を入れます。
ここで注意が必要です。
多くの方が、虫歯をとって詰め物をしたからもう虫歯にはならない
と思ってしまいます。
しかし、そこで安心してはいけません。
詰め物自体が虫歯になることはありませんが、
詰め物の下のご自身の歯が虫歯になってしまうことがあります。
これは主に、磨き残しにより、歯と歯の間に細菌の塊であるプラークが残ってしまっていたり、
噛み合わせにより、歯が欠けてしまうことで、
その隙間から細菌が入り込んでしまうことなどが原因となります。
また、詰め物はセメントで歯に装着されていますが、
経年的にそのセメントが劣化することで隙間ができて虫歯になってしまうこともあります。
歯や詰め物を表面から見て、
明らかに穴があいている場合や、
レントゲン写真で影が写っている場合には、
詰め物の下で虫歯ができてしまっている可能性が高いです。
気になる方や心配な方は是非一度検診にいらしてください。
お待ちしております。
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