歯は抜けたまま放置していいの?
投稿日:2021年7月5日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。
永研会クリニック歯科です。
今回は「歯の移動」についてお話しようと思います。
お口の中を見ると、歯は歯茎の中に埋まっているように見えますが、
実際、歯は歯根膜という靭帯を介して顎の骨の中に埋まっています。
そんな硬い骨に囲まれた歯が動いてしまうことがあります。
それはどんな場合でしょうか。
①歯を失ってしまい放置した場合
虫歯や歯周病により歯を失ってしまってできた隙間をそのままにしておくと、
その隙間を塞ごうと前後の歯が倒れこんできたり、
反対側の歯(下の歯を失ってしまった場合には上の歯)が飛び出てきてしまうことがあります。
歯を失ってしまった場合以外にも、虫歯などにより歯の頭の部分が崩壊し、
根っこだけ残っているような場合でも、同じように歯が動いてしまうことがあります。
②奥歯を失ってしまった場合
噛んだとき、奥歯は下顎の動きをとめる役割があります。
しかし、奥歯が無くなってしまうと、下の前歯が上の前歯を突き上げてしまうことになります。
特に、上の歯が歯周病により弱くなってしまっている場合には、上の前歯がどんどん前に出てきて
それに伴い歯と歯の間の隙間があいてきてしまいます。
もっと詳しく聞きたい方や心配な方は是非一度相談にいらしてください。
お待ちしております。
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