顎の関節
投稿日:2021年8月2日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。
永研会クリニック歯科です。
今回は「顎関節」についてお伝えしようと思います。
まず、こめかみのところに人差し指をあて、
お口を開けたり、閉じたりしてみてください。
何かが動くのを感じるかと思います。
ここに顎の関節があります。
顎の関節は、上顎の骨と下顎の骨からなり、
その間には関節円板というクッションがあります。
一般的に関節というのは、骨と骨のつなぎめの部分を指しています。
関節と聞くと、肘や膝を最初にイメージする方が多いかと思います。
肘や膝の関節と、顎の関節の一番の違いはその動き方です。
肘や膝は、曲げたり伸ばしたりという動きをし、
左右で別々に動かすことができます。
しかし、口を開けたり閉じたりする際、
顎の関節は、回転運動や滑走運動を行います。
回転運動というのは、左右の顎関節を結んだ線を中心に
下顎が回転する動きです。
滑走運動というのは、下顎が手前に滑るような動きをすることです。
また、顎の関節は肘や膝と異なり、左右別々に動かすことはできず、
左右の関節が連動して動きます。
このように顎の関節は複雑な動きをします。
そのため、異常が起こりやすく、顎関節症になりやすいのです。
お口の中で気になることなどございましたら、
是非相談にいらしてください。
お待ちしております。
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