ドライマウスについて
投稿日:2022年3月25日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、永研会クリニックです。
今日はドライマウスについてお話します。
ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少、または分泌されなくなることで、
口内が乾燥した状態のことを言います。
また、『口腔乾燥症』とも呼ばれています。
ドライマウスは、以下のような症状があります。
・口内に粘つきを感じる
・水分が少ない食べ物が食べにくい
・食べ物の味を感じにくい
・舌がピリピリする
・口内炎や口角炎ができやすい
原因は、主に
・病気(パーキンソン病、シェーグレン症候群、糖尿病など)
・生活習慣や環境(ストレス、口呼吸、乾燥した室内)
・加齢に伴う機能低下(女性の場合、更年期障害以降にみられる)
・薬の副作用(抗うつ病薬、血圧降下剤など)
が考えられます。
唾液を出やすくするために、まずは充分な水分補給を心掛けましょう。
少しずつこまめに摂ることがポイントです。
唾液は、運動や刺激によっても分泌量が増えます。
話す、歌う、笑うなど日常的に口を動かすことは、
もっとも手軽なトレーニングとなります。
また、意識的に唾液の分泌量を促すためには、唾液腺マッサージも有効です。
~唾液腺マッサージの方法~
お口の中には①耳下腺 ②顎下腺 ③舌下腺 と呼ばれる唾液の出やすいポイントがあります。
その唾液腺を力を入れずに指で軽く圧迫するように行いましょう。
①耳下腺 親指以外の4本の指を頬にあて、上奥歯あたりを後ろから前へ向かって回しましょう。
この動作を10回繰り返します。
②顎下腺 親指を顎の骨の内側の柔らかい部分に当て、
耳の下から顎の下まで5か所ほど押していきます。
この動作を5回繰り返します。
③舌下腺 両手の親指を揃え、顎の真下から舌を押し上げるようにグーっと10回押す。
唾液腺マッサージは、お食事の前に行う事をおすすめします。
お口の中で気になることのある方は是非相談にいらしてください。
お待ちしております。
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