喫煙と歯周病の関係について|仙川の歯医者|永研会クリニック歯科

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喫煙と歯周病の関係について

投稿日:2022年5月2日

カテゴリ:スタッフブログ


こんにちは、永研会クリニック歯科です。


今回は、喫煙と歯周病の関係について
お話していきたいと思います。


喫煙による身体への影響は、よく知られていますが
お口の中にも影響を与えていることを知っていますか?


喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすく、
悪化しやすいことが分かっています。

お口は、身体の中で真っ先にタバコの影響を受けやすい器官です。
タバコの煙に含まれる成分は、お口の中に入ると粘膜や歯ぐきから吸収されます。
吸収されたタバコの有害物質は、血管を収縮し、歯ぐきの血流量を減少させます。

歯ぐきからの出血は、炎症という正常な生体防御反応のサインですが、
喫煙者では、血管収縮による血行不良により歯ぐきの出血や腫れが現れにくいことが特徴です。    

 

血液の循環が悪化していき、歯ぐきに十分な酸素が行き渡らなくなると、
歯周ポケットの中で歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすい状態になります。
(歯周病菌のほとんどは、酸素が苦手という特徴があります。)

そして、細菌から出る毒素は、歯周ポケットをさらに深くしていき、
歯を支えている骨を溶かしてしまいます。
進行すると歯がグラグラするようになり、さらに進むと歯が自然に抜けてしまいます。

また、喫煙者への歯周病の治療効果は低く、治療後の治りが悪いです。
もちろん、歯周病治療を受けていない人に比べると、改善はされますが、
治療経過を追っていくと喫煙者の歯ぐきは、再び歯周病が悪化してしまう傾向があります。


喫煙者にみられる歯周病の特徴

1.歯ぐきが厚くなる。
2.歯周病が悪化(歯垢や歯石が付着)しても歯ぐきからの出血や腫れが出にくい。
3.同年代の非喫煙者の歯周病と比べて歯周病が重症化しやすい。
4.歯の表面に着色(ヤニ)がついている。
5.歯ぐきの色素沈着。

歯周病治療に加え、禁煙をすることで、免疫の働きが高まるため、
歯周病のリスクが低下し、治療効果が上がることが明らかになっています。


ある程度進行した歯周病であっても禁煙は有効であると言われています。
禁煙の実行に遅いことはありません。

定期検診やクリーニングは、虫歯の早期発見や歯周病予防につながります。
お口の中で気になることのある方は是非相談にいらしてください。
お待ちしております。

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