歯科治療と身体のバランス
投稿日:2020年8月11日
カテゴリ:コラム
あなたの肩こり・顔のゆがみ・腰痛は、噛み合わせが原因かもしれません。
歯科治療では身体と相談しながら噛み合せを整える視点が必要です。
人は無意識の内に楽な姿勢をとります。椅子に座った際に足を組む、机に頬杖をつく、直立時に左足を前に出して休めの姿勢をとるなど、その姿勢一つ一つに個々人の体の歪みの特徴が出てきます。
例えばお年寄りの方にも腰が曲がっている方、背筋がピンと伸びた方がおりますが、若い頃からの小さな歪みが年と共に蓄積された結果と云えます。
姿勢が悪く体が歪むと身体の中の何れかが圧迫されますので、呼吸の減少、内臓や神経系への慢性的な負担圧、循環機能の悪化など、新陳代謝の低下に伴う思わぬ症状が出てくる場合もあります。
頭の重さは6キロと云われております。姿勢が良い場合、首の骨、腰の骨、骨盤、足の上に頭の重さが乗ることにより歪が生じませんが、姿勢が悪いとその周辺の筋肉、神経が崩れたバランスを正そうとし、筋肉・神経が張ってしまい肩こり、頭痛、手足のしびれ、五十肩などの原因となります。
このような姿勢のずれは歯科治療から起こることもあります。大きな歯科治療は、顎の位置、運動機能へ多大な影響を与え、特に顎の位置がずれるとそれを補正するために首、肩、腰の位置が変動します。
従いまして歯科治療も口の中だけではなく、体全体のバランスを見ながら整えていくことが大切です。「ずれた姿勢は万病の元」であり身体を本来あるべき正しい位置へ戻すことで、自然と新陳代謝は向上します。
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